ジェットスター搭乗拒否にあった
大久保健一氏について調べていくうちに色々な疑問点が生じたので、最後にまとめを書こうと思ったら、新たな事実が判明した。調べが進むにつれ、かなりきな臭い話になってきた。
まずは、こちら「
ノーマライゼーション 障害者の福祉」
2005年10月号に
大久保健一氏が寄稿した文章に目を通してほしい。
こういった海外旅行は日々の食費などを削りながら、年に2、3回の海外旅行でドバッと使うのが基本的な僕の楽しみ方だ。だからよく海外にばっかり行ってうらやましいと言われるが、日々の節約の努力と格安航空券の情報収集があってこその海外旅行である。今まで行った国々はアメリカ、韓国、中国、タイ、ベトナム、パキスタン、イギリス、オランダ、プエルトリコといった感じだ。
大久保氏はこれまでに数多くの国に
海外旅行に行ってきたようだ。
G-DIARYに掲載された
放浪記や
航空会社とのトラブルなどからわかる最近の足取りだけでも以下のようになる。
2013年03月 タイ・バンコク
2013年09月 タイ・バンコク(約1カ月)
2013年11月 沖縄本島→石垣島
2014年02月 沖縄本島→石垣島
2014年03月 タイ・バンコク
2014年08月 タイ・バンコク(18日間)
このほかにも、「今まで行った国々は
アメリカ、
韓国、
中国、
タイ、
ベトナム、
パキスタン、
イギリス、
オランダ、
プエルトリコ」と語り、
モー娘の
ハワイツアー(参加費20万円超)や
Berryz工房の
バンコク公演に参加、
年に2,3回の海外旅行でドバッと使い、
年に2回以上は沖縄に。さらに
小笠原村に移住し、
モー娘の追っかけで国内各所に行き、
島根以外の46都道府県を制覇したと語っている。
旅先では長期滞在し、ホテルは
中級クラス以上、場合によっては
5つ星を利用。過去
10か国以上、
500店舗以上の風俗に通い、週に何度も
ガールズバーや
風俗店を訪れ、そのたびに
8,000円~13,000円を支払い風俗店で本番行為をし、
2万2,000円支払い女の子をホテルに連れ込み本番行為に及ぶという生活をしてきたのだ。
こうした
大久保氏の行動について、私にはいくつかの疑問点がある。
遊興費の原資はどこから出ているのか?
これは誰もが感じていることだろう。
大久保氏が
フリーライターの生業で稼いだお金でこうした道楽を楽しんでいるのであれば
旅行や
コンサート参加に口を挟むことはない。しかし、
東京新聞2007年5月31日付記事では、「
市側は大久保さんが生活保護を受けながらNPO法人理事長を務めていることを指摘」との記述があり、
大久保氏が
生活保護受給者であったことをうかがわせている。
出生児から
脳性麻痺の障害を負っていた
大久保氏だが、
生活保護を受給していた者が途中で
障害年金に切り替わるとは考えにくく、
現時点でも生活保護受給者である可能性が高い。これにプラスして
大久保氏は
1種1級の
重度身体障害者であることから自治体から障害者向けの
補助金・助成金が出ているのであろうが、年に数回海外旅行に行ったり、国内旅行ができるだけの額が出ているとは考えにくい。
しかし、どうすれば、上に記載されるような
旅行三昧、
風俗三昧の生活を送ることができるのか、そして、そのお金の使い方には問題があるのではないか疑問は尽きない。
ちなみに、
大久保氏は過去、
宮城県名取市で
NPO法人の代表をしていた際に、
NPOの
出張旅費を利用してアイドルのコンサートに参加したり、コンサートに参加するために公費で派遣された介助スタッフを同伴させていたことなどが指摘され、同職を追われた過去がある。
余談だが、例えば
国の障害者支援策として、「
障害者生活支援センターの指定を受けるための準備計画を作成し、当該計画について労働局長の認定を受けた事業主に対し、障害者の就業支援業務に要した経費(人件費・一般管理費等)の一部について助成」する制度があった(現在は廃止されている)。
一事業主につき600 万円の助成金が
NPOに対して支給されるというものだ。
大久保氏が西宮市から名取市に移住した際、新規に
NPOを設立しておりこうした助成金を
NPOが受け取っている可能性が高いのではないだろうか(
同NPOがこの助成金を受け取っていたかは不明)。
このほかにも、障害者支援として
業務委託など様々な名目で国や自治体から
NPOに対して
助成・補助が行われるのは一般的で、こうしたお金を
大久保氏が
NPO代表をしていた時に
私的に流用していたのではないかという疑惑が浮かんでくるのも当然であろう。
空港バリアフリー度調査
実は、今回の調査で
大久保氏が過去と同じような
不正行為を行っているのではないかと匂わせる事実を掴むことができた。それは
G-DIARY 5~7月号の「
風俗放浪記」に出てくる
2013年11月と
2014年2月の
沖縄・石垣島旅行に関する記述である。
G-DIARY 2014年7月号より
G-DIARYの内容を見る前に、
琉球新報に掲載されたこちらの2つの記事を見てほしい。
新石垣空港は“良” 「バリアフリー度調査」段差、トイレ表示は改善求める
【石垣】障がい者の自立支援を行うNPO法人メインストリーム協会(兵庫県西宮市)の大久保健一さん(37)が8日、新石垣空港を訪ね、空港施設のバリアフリー度を調査した。大久保さんは「地方空港としてはおおむね整っている」と評価しつつ、エレベーターの狭さやトイレの表示など細部の改善を求めた。(琉球新報 2013年11月17日号)
那覇LCC、バリアフリー進めて 障がい者支援団体要望
障がい者の自立を支援しているNPO法人「メインストリーム協会」(兵庫県)の大久保健一さん(36)が24日、那覇空港LCC(格安航空会社)ターミナルを訪れた。施設を運営する全日本空輸(ANA)の担当者と会い、飛行機の乗り降りや、ビル内のトイレでの不便さをなくし、バリアフリー(障壁がないこと)を進めてほしいと求めた。(琉球新報 2014年1月25日号)
大久保氏が
メインストリーム協会スタッフとして
沖縄・石垣島に出向いた日付と、
G-DIARYの「
風俗放浪記」との日付が偶然にも一致する。このことから導き出される答えは一つ。
大久保氏は
メインストリーム協会の
空港バリアフリー調査と称して、
沖縄・石垣島に
買春ツアーに行っていたのだ。「
風俗放浪記」にはこのような記述がある。
まずは、
2013年11月についての記述だ。
今回は前に出会った主婦と名護で再会できた。【中略】 名前はななせさん(仮名)32歳。松嶋菜々子似のスレンダー美人だ。出会ったのは3年前。出会い系サイトを通して会うことになりその時はショッピングセンターのトイレで手コキしてもらった。衝撃的だった。【中略】 1年ぶりの再会だった。彼女は僕の泊まっている名護のホテルの部屋まで来てくれた。【中略】 ベッドの上で手コキをしてくれた。服の上から色んな所を触りながら、窓の外に米軍機が飛び交っているのを見ていると、色んな事が僕の頭の中を駆け巡った。そして平和を願いつつ発射したのだった。
そんな中で最近できたというガールズバーに島の友人に案内してもらった。1時間2000円で飲み放題というリーズナブルな料金なので全然期待せず入店。石垣島でガールズバーに1週間で3回行ったが、女優の小雪に似たその名の通り小雪ちゃん(22歳)にハマってしまって石垣島から離れるのが嫌になるほどだった。
2014年1月はこうなっている。
まず沖縄本島でプロ野球のキャンプを見たり、出会い系で主婦と会ったり、性欲を発散してから純粋な気持ちで石垣島に再び降り立った。早速、その行きつけのガールズバーに行ったらミラクルが起き、ドアを開けた途端、小雪ちゃんと再会できた。【中略】 心身ともに熱くなった次第だ。
空港の
バリアフリー度調査にかこつけて、沖縄の風俗を満喫しに行ってるように見えるのは私だけだろうか。問題は、この
調査費用の出所である。新聞では「
メインストリーム協会の大久保健一さん」と記載されており、調査は協会の仕事の一環として行われた可能性が高い。
しかし、大久保氏は、過去に
NPOの
出張旅費を悪用してアイドルのコンサートに行っていた前科がある。今回は、
メインストリーム協会の
出張費用で
副業である風俗ライターの取材をし、
風俗を満喫していたのではないかということだ。この
バリアフリー度調査は新聞にも掲載されるほど公共性の高いものである以上、詳しい調査が必要ではないかと思う。
税法上の問題性についての疑惑
一方で、今回の
バリアフリー度調査が
大久保氏個人の
フリーライター事業の一環として行われていた場合であれば、上記の行動に問題はないようにも思える。しかし、もう一つの疑惑が浮かび上がってくる。それは
大久保氏の
買春旅行や
アイドルの追っかけ、
風俗などに使われた
私的な遊興費が
事業経費として会計処理されているのではないかという疑惑である。
大久保氏は
自称フリーライターということだが、以下のような収入があるだろう。まずは
表の顔、
活動家・大久保健一としての収入だ。氏の場合、
NHKの「
バリバラ」という障害者向け番組にも出演しており、その
出演料などが考えられる。そのほかに
障害専門誌への
原稿料、
講演料などがあるだろう。話は逸れるが、今回の
ジェットスターの件などでテレビに露出すれば、いろんな方面から声がかかり収入もアップするだろう。これも
大久保氏の巧妙な戦略のひとつかもしれない。
もう一つが
裏の顔、
風俗ライター・障害王ケンタKINGとしての収入だ。これについては、
G-DIARYや
裏BUBKAに寄稿していたものなどが考えられ、
原稿料を得ている可能性が高い。
ここで問題となってくるのが、
大久保氏がこれらの収入を役所に対して、きちんと報告していたかどうかである。また、表の顔で稼いだ
収入に対して、
買春ツアーなどで使ったお金を経費として計上し、無収入として
税務処理をしているのではないかである。
まず、
個人事業としての収入に対する
脱税の疑い、私的な旅行を
事業経費として計上することは違法で脱税である。もう一つは
生活保護費不正受給の疑いである。生活保護を受給している場合、収入があればそれを申告し、場合によっては
生活保護費が減額される。
大久保氏の
執筆業などによる収入がどれぐらいのものかは不明だが、買春旅行などの費用を取材費と称して経費に計上し、収入額を低くあるいはゼロに見せている可能性もあるのだ。もしそうであれば、
生活保護費を
満額受給しておきながら、一方で
フリーライターなどの収入を買春旅行に回すという反則技を使っていることにもなりかねない。
今回の
ジェットスター搭乗拒否騒動で、
朝日新聞は
大久保氏の
バンコク行きを『
取材のため』と報じている。しかし、タイの情報サイトに掲載されている氏の旅程を調べると、どうみてもアイドルのおっかけ目的の単なる観光旅行にしか見えない。
18日間の滞在で『
取材』したと記述があるのは1日だけ、しかも
風俗ライターとしての取材の可能性が高いのだ。
風俗店で働く女性の人権
ジェットスターの搭乗拒否を理由に
人権救済の申し立てを
日弁連に対して行った
大久保健一氏。しかし、その裏の顔は
風俗ライター・障害王ケンタKINGとして、
世界各国の風俗店10か国500店舗を制覇した猛者であった。
日本人弁護士連合会はホームページで
人権救済申立について以下のように記述している。
人権擁護委員会の中心的な任務は「基本的人権を擁護するため、人権侵犯について調査をなし、人権を侵犯された者に対し、救護その他適切な措置をとる」(会則75条)と定められた人権救済申立事件の処理です。
人権擁護委員会による措置は、法的な強制力は持ちませんが、司法の一翼である弁護士会の法的な判断として影響力を持ちます。また、裁判などの司法手続にはなじみにくいけれども、正義に照らして救済の必要性の高い事件について、法的な判断を求めることができます。
タイ・バンコクで働く
風俗嬢・売春婦の多くは、家族に売られて、または家族の生活のために働く女の子が多いという。幼いうちに難民キャンプで誘拐されて売られてきた女性も珍しくはないそうだ。果たして、国内外で札束を叩いて女性を買うこの
風俗ライター氏に
人権救済を申し立てる資格があるのだろうか。