2015年5月30日土曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(裏BUBKA・SM女王とSEX生中継)

裏BUBKA 2002年8月号 

障害王ケンタKINGのペンネームで風俗体験談を投稿していたことが発覚したジェットスター搭乗拒否事件の主人公・大久保健一氏裏BUBKA 2002年8月号誌上にはさらに過激な風俗体験記が投稿されていた。タイトルは「松本晶VS障害王ケンタの極北SEXナマ中継」だ。

カラダを張ってエロ稼業に生きる本誌執筆陣・松本晶と、障害王ケンタが繰り広げる、幻のSEX対決がここに実現!!趣味でSMクラブの女王様をやっている松本が、1級障害者ケンタの不自由な体にロウソクを垂らし、ムチを振りかざす。一方、マゾッ気たっぷりのケンタは、差別用語での言葉責めのおねだりを!!常識では計り知れない恐るべきアンダーワールドを、たっぷりとお見せいたしましょう・・・・・・。

こんなふざけた文章ではじまる体験談。タイプするのも憚るので詳細は画像で確認いただきたい。


BUBKA2002年8月号に掲載された体験談
(クリックすると拡大されます)

大久保氏が、SM女王とどんなプレイをしたかに私は興味ないが、文中、気になった点があるのでピックアップしてみよう。

15分程待った末現れたのは1人ではなく2人。なんと、介護士同伴でやってきたのだ。車椅子を押している介護士と、一見ウド鈴木チックなケンタ。

驚きである。SEXナマ中継の現場に介護士同伴とのこと。風俗ライター取材活動に、おそらく公費で雇われたであろう介護士を同伴である。というのも、この記事が掲載された2002年当時大久保氏NPO法人で代表を務めていた。この介護士派遣について、行政から不適切な介護サービス利用を指摘されていた過去がある。NPO法人の活動以外に、風俗ライターの取材活動にも介護士を同伴していたとなれば大問題である。

付き添っていたのが介護士かどうか、ただの知り合いではないかと異論をはさむ方もいるかもしれないが、それについては、大久保氏本人が、記事の中で「女王様と僕の2人の他に、編集部の2人(1人女性)と僕の介護者の計3人に見られながらの羞恥プレイ」とコメントしていることから、大久保氏の介護士であることは間違いない。しかも、その介護士の面前でSMプレイ、本番行為にふけっていたというから呆れるばかりである。




2015年5月27日水曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?

格安航空LCCジェットスターに搭乗拒否にあい、日弁連に人権救済を申し立てた障害者・大久保健一氏の正体が風俗ライターであることが判明しました。

調べによると、大久保さんはバンコクで発行されている日本人向け風俗情報誌「G-DIARY」に本番行為を含む風俗体験記を投稿していたほか、「裏BUBKA」といった国内発行の情報誌でも、国内外での風俗体験をレポートしていました。

今回のバンコク行きもフリーライター活動の一貫と称して、現地で風俗の取材をしていたほか、モーニング娘のツアーに参加していたことが、現地情報サイトに自身が投稿した記事などから判明しました。

大久保さんは、過去の新聞報道や自身の障害氏への投稿内容から、長年にわたり生活保護を受給していたことが明らかになっています。今回のバンコク行きは朝日新聞によると、フリーライターとしての取材活動の一環として行われたとのことですが、旅費・現地宿泊費、風俗料金などに生活保護費が使われた可能性が指摘されています。

専門家によれば、生活保護費については、海外旅行など遊興目的での使用が禁じられており、大久保さんの一連の取材活動は、不正受給の可能性が濃厚とのことです。


大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?

(1)ジェットスター搭乗拒否事件

(2)活動家・大久保健一

(3)フリーライター・大久保健一

(4)車椅子ケンタの風俗放浪記

(5)不透明な遊興費の原資

(6)NPO法人障害ランド

(7)参考資料-車椅子ケンタの風俗放浪記

(8)生活保護費不正受給疑惑)

(9)裏BUBKA・障害王ケンタのリビ道

(10)裏BUBKA・SM女王とSEX生中継

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(裏BUBKA・障害王ケンタのリビ道)

裏BUBKA2002年4月号

ジェットスターの搭乗拒否問題で日弁連に人権救済を申し立てた大久保健一氏バンコクの現地日本人向け情報誌に障害王ケンタKINGのペンネームで風俗体験談を投稿していたことは既報のとおりだ。このたび、過去に投稿が噂されていた「裏BUBKA」のバックナンバーが入手できたので紹介しよう。

この「裏BUBKA」は表向きはアンダーグラウンド情報を掲載するサブカル誌という位置づけだが、内容は以前に紹介した「G-DIARY」同様の、風俗情報を中心とした成人向け情報誌と思っていただければ間違いない。過去には、「児童ポルノ映像を一部修正の上、同雑誌付録のDVDに二次転載したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑い」で、同誌元編集長が逮捕されたこともある。

裏BUBKA」に大久保氏が記事を投稿していたという噂はネットから入手したものだが、先に述べたとおり2006年に元編集長が逮捕された影響もあるのか雑誌自体はすでに廃刊になっている。発行元HPにも情報はなく、いつの時点で大久保氏が寄稿していたのかが不明だった。

いろいろと調べたところ、どうやら2002年前後に記事は掲載されていたとのこと。10年以上前のことで入手は不可能かと思われたが、Amazonで古本として販売されているものを発見し、入手することができた。

私の手元に届いたのは、「裏BUBKA」の2002年4月号だ。さっそく内容を確認してみると123ページに問題の記事があった。タイトルは「障害王ケンタのリビ道~1級障害者の不随意運動Walker第10回」となっていた。「リビドー」とは「性的衝動を発動させる力」を意味する心理学用語。なんともふざけたタイトルだ。

さっそく内容を見てみよう。第10回とあることから、2001年頃から記事は掲載されていたことになる。

一年前中国のアンダー風俗に行ったときの事を書こうと思う。天津近くの唐山という町に行ったときのことである。何でこんな町に行ったかというと、在日中国人留学生に誘われたからだ。この留学生は、陳さん(仮称)という日本人の大学生で障害者のボランティアで知り合った。陳さんと話す中でエロ話になり「僕が中国に連れて行ってやらせてあげるよ」ということになって通訳兼介護者として旅立ったのだ。陳さんが在日中国人向け旅行社で探してくれた安いチケットで名古屋空港を出発し、天津空港へ向かった。

内容からこの時の中国行きは買春目的だったことが明らかだ。大久保氏は留学生に連れられて、中国の片田舎にある売春宿へ入る。料金は1回チップを含めて約2,000円だった。

裏BUBKA 2002年4月号に掲載された記事
(クリックで拡大されます)

かくして少数民族ケンタのプレイが始まった。28歳の生活感のある子で、全然けばくない子だった。(中略) それで中国の分厚いゴムをあそこにかぶせられて手コキ攻撃を受け、すぐに大きくなり、即挿入と相成った。

「即挿入」という言葉からも、中国で買春行為を行ったことは明らかである。ちなみに、この記事が掲載された2002年前後といえば、大久保氏はNPO法人を設立し、代表の座についていた頃だ。

介護者も通訳もみな皆穴兄弟
陳さんも一発同じ子とやってきたようだ。これで切っても切れない兄弟になってしまった。僕が兄貴だが。そういうのが僕は多く、タイとかでも3兄弟の長男になったこともあった。(中略) 次の日もまた行って、チップをはずんで、2回やらせてもらった。(中略) 中国女は腋毛ボウボウのおかげで、こっちもビンビンだった次第だ。



紙面には、顔を隠した大久保氏と相手をした女性の写真が載っている。さらに枠外には、このような告知もされていた。

女王様[真剣] 募集中!!
ケンタさんはSMプレイが大好きだそうです。しかし今まで、心底非道い仕打ちをしてくれた女王様には、出会ったことがないそうです。やはり、障害者ということで、みなさんどこか遠慮したり、構えたりしてしまうのでしょう。ケンタさんはそれが満足いきません。障害者としては、ひいては一人間としての人格を破壊してくれる女王者間を応募しております。

繰り返しになるが、当時、大久保氏生活保護受給していたことが明らかになっている。そして、生活保護受給者遊興目的で海外に渡航することは禁じれらている。


2015年5月25日月曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(生活保護費不正受給疑惑)

ここまでのことについて少しまとめておこう。主人公は、格安航空LCCのジェットスターで搭乗拒否にあったことを理由に日弁連人権救済を申し立てた大久保健一氏だ。大久保氏は、「障害王ケンタKING」というペンネームで、風俗誌風俗体験記を寄稿し、バンコクなどで買春旅行をしていたことを明かしていた。

この大久保氏、過去には、自身が代表を務めるNPO団体で、出張名目アイドルコンサートに参加したり、大久保氏本人への訪問介護サービスを提供させていたなどの不正経理疑惑があった。さらに、現在所属するNPO法人・メインストリーム協会でも、空港バリアフリー度の調査活動名目で、沖縄本島石垣島などに買春旅行をしていた疑惑が湧き上がってきている。

生活保護費の不正受給疑惑
私には、ジェットスター搭乗拒否事件をきっかけとして大久保氏の過去を追っていく中で、ひとつの疑問が湧いていた。大久保氏「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2005年10月号に投稿した手記の中で、このように語っている。

僕の旅行はバリアフリーとかを度外視したとにかく貧乏旅行である。限られた費用の中で先着限定の一番安い格安航空券を朝から旅行会社に並んで取り、そして、現地のホテルはほとんど予約せずに行き当たりばったりで安い宿を探す。こういった海外旅行は日々の食費などを削りながら、年に2、3回の海外旅行でドバッと使うのが基本的な僕の楽しみ方だ。だからよく海外にばっかり行ってうらやましいと言われるが、日々の節約の努力と格安航空券の情報収集があってこその海外旅行である。今まで行った国々はアメリカ、韓国、中国、タイ、ベトナム、パキスタン、イギリス、オランダ、プエルトリコといった感じだ。

大久保氏2005年の時点で9か国以上の国へ海外旅行に行っているということだ。しかし、東京新聞の記事によれば、大久保氏2007年の時点で生活保護を受給していたはずだ。私の疑問とは、生活保護受給者がこのように頻繁に海外旅行に行くことが法律上認められるのかということである。

バンコクで開催されたBerryz工房握手会に参加する大久保氏
(タイランドハイパーリンクスHPより)

生活保護受給者の海外旅行については、厚生労働省社会・援護局2008年4月1日に各自治体宛てに「被保護者が海外に渡航した場合の生活保護の取扱いについて」という文書を出している。

問: 被保護者が海外に渡航した場合には、生活保護の取扱いはどうなるか。

答: 被保護者が、一時的かつ短期に海外へ渡航した場合であって引き続き国内に居住の場所を有している場合は、海外へ渡航したことのみをもって生活保護を停廃止することはできないものである。
 しかしながら、当該被保護者は渡航費用を支出できるだけの額の、本来その最低生活の維持のために活用すべき金銭を有していたことから、当該渡航費用のための金銭は収入認定の対象となるものである。したがって、それが単なる遊興を目的とした海外旅行等に充てられた場合には、その交通費及び宿泊費に充てられる額について収入認定を行うこととされたい。ただし、この場合、個々の世帯の状況等を勘案し、当該渡航期間中の基準生活費及び加算に相当する額を超える額については、収入認定しないものとして差し支えない。
 また、次のような目的で概ね2週間以内の期間で海外へ渡航する場合には、その使途が必ずしも生活保護の趣旨目的に反するものとは認められないことから、保護費のやりくりによる預貯金等で賄う場合には、本通知第3の18により、他からの援助等で賄う場合には次官通知第8の3の(3)のエに該当するものとして、当該渡航に要する費用の全額を収入認定しないものとして差し支えない。
1 親族の冠婚葬祭、危篤の場合及び墓参
2 修学旅行
3 公的機関が主催する文化・スポーツ等の国際的な大会への参加(選抜又は招待された場合に限る。)

要約すれば、親族の冠婚葬祭などの特例を除き、被保護者の海外旅行に生活保護費を充てることは認められず生活保護費遊興目的に充てられた場合は、交通費宿泊費等について収入認定を行い、生活保護費を減額するということだ。

では大久保氏のケースはどうなるのか。大久保氏が手記で触れた海外旅行は、アイドルグループのコンサートへの参加や、買春が目的で、「遊興目的」に該当することは明らかである。大久保氏「こういった海外旅行は日々の食費などを削りながら、年に2、3回の海外旅行でドバッと使うのが基本的な僕の楽しみ方だ」と語っている。生活を切りつめて貯めたお金であれば、海外旅行に行っても問題ないとの認識のようだが、こうした旅行の交通費宿泊費風俗店で使ったお金については、役所に報告し、収入認定を受けた上で生活保護費の減額を受けなければいけないというのが厚生労働省の方針だ。その手続きを怠っていれば、それは明らかに生活保護費の不正受給に該当するだろう。

大久保氏の生い立ちについて
大久保氏の生い立ちについては、これまでにもいくらか触れてきたが新しい事実が分かったのでお伝えする。「障害者欠格条項をなくす会」という団体が過去に発行したニュースレターに、大久保氏の名前で「わたしの体験から」という手記が掲載されていた。それによれば、大久保氏は養護学校卒業後、1996年5月から一人暮らしを始めたとある。

僕は、今年5月20日に民間一戸建て住宅へ転居し、自立生活を始めました。障害者の単身入居ということで、貸家だと大家からお断りが多く、貸家を30~40件も探し歩き、やっと見つかり建物賃貸契約を結びました。生計は生活保護や手当を受け、介護は有料介護人等を雇いながら生活を営んでいます。

大久保氏の手記によれば、1996年の時点で既に生活保護や手当で生計を立てていたようだ。大久保氏は故郷の群馬県桐生市で親元を離れ一人暮らしをはじめた。しかし、借りていた民家の大家とトラブルになり、市営住宅への入居を考える。市営住宅への入居をめぐっても、市や県とトラブルになり西宮市へ引っ越したようだ。

その後のことは以前のブログに記してあるので割愛するが、養護学校卒業後1996年から、東京新聞の記事に掲載された2007年小笠原転居までの12年間は少なくとも生活保護を受給していたとみていいだろう。現在はフリーライターを名乗っている大久保氏だが、収入は風俗誌障害者向け雑誌などへの原稿料程度で、おそらく現在も生活保護費の受給は続いているのではないか

であれば、大久保氏が過去手記の中で記した旅行、すなわちモー娘のハワイツアー参加費20万円超)やBerryz工房のバンコク公演への参加や、「年に2、3回の海外旅行でドバッと使う」「今まで行った国々はアメリカ、韓国、中国、タイ、ベトナム、パキスタン、イギリス、オランダ、プエルトリコ」、「年に2回以上は沖縄に行き」、モー娘の追っかけで国内各所に行き、「島根以外の46都道府県を制覇した」といった旅行は遊興目的で、厚労省の通達どおり、過去の旅費について収入認定を受け、生活保護の減額を受ける必要がある(ちなみに大久保氏は、ジェットスター搭乗拒否の記者会見で、過去100回以上、飛行機の単独搭乗の経験があるとも語っている)。

この収入認定については、交通費や宿泊費など旅費にとどまらない。大久保氏D-DIARYに掲載した風俗放浪記の中で、10カ国以上で500以上の風俗店体験があるとも豪語しているが、これら風俗に使ったお金も遊興費として収入認定を受けなければならないはずだ。



2015年5月24日日曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(参考資料-車椅子ケンタの風俗放浪記])

以下の画像は、ジェットスター搭乗拒否事件の大久保健一氏が風俗ライター・障害王ケンタKINGとして執筆している「車椅子ケンタの風俗放浪記」の画像だ。

 車椅子ケンタの風俗放浪記(第1~6回)

 車椅子ケンタの風俗放浪記(第1回、G-DIARY 2014年2月号)


 車椅子ケンタの風俗放浪記(第2回、G-DIARY 2014年3月号

 車椅子ケンタの風俗放浪記(第3回G-DIARY 2014年4月号

 車椅子ケンタの風俗放浪記(第4回、G-DIARY 2014年5月号)

 車椅子ケンタの風俗放浪記(第5回G-DIARY 2014年6月号

車椅子ケンタの風俗放浪記(第6回G-DIARY 2014年7月号

エアアジアによる搭乗拒否について(編集部G-DIARY 2014年7月号

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(NPO法人障害ランド)

バンコクでアイドルと記念撮影する大久保氏
(タイランドハイパーリンクスHPより)

今回は、大久保健一氏宮城県で代表を務めていたNPO法人「障害ランド」にスポットを当ててみよう。新聞報道などによると大久保氏1998年4月頃宮城県名取市に移住したようだ。その後、同市増田5丁目障害者生活支援TIJを設立、代表に就任。さらに、2001年3月30日仙台市青葉区特定非営利活動法人(NPO法人)・障害ランドを設立し、代表に就任した。問題とされるのが、このNPO法人での不適切な会計処理についてだ。

大久保氏タイランドハイパーリンクスに寄せた手記には、

僕がある団体の代表になったときは、出張に絡めてコンサートに行くなどして、それが度がすぎて代表の座を追われることになったぐらいだ。(中略) そして謹慎のために本土から一番遠い離島に引っ越しした

と書かれている。この障害ランドで代表を務めていた時に、出張と称して頻繁にアイドルのコンサートに行っていたことが問題とされているようだ。代表の座を追われたということだが、大久保氏が「謹慎のため引越した」と語っていることも合わせると、何らかの不正行為が発覚したと考えるのが妥当であろう。しかも、東京新聞の報道にあるように、コンサートには公費で派遣された介護スタッフを同伴させていたというから呆れるばかりである。

この後、2007年3月末にはTIJを解散、障害ランド代表の座をスタッフに譲り、同年5月31日東京都・小笠原村に移住する。

では、大久保氏が代表を務めていたNPO法人・障害ランドとはどのような団体だったのだろうか。NPO法人データベースによれば、活動目的は、「障害者及び高齢者に対して、地域で自立した生活を営んでいくために必要な事業を行い、福祉の増進を図り、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする」となっている。 ホームヘルパー派遣事業を行っていたようだ。

大久保氏が代表の座を降りた翌年の2008年07月18日に「社員総会の決議(法第31条第1項第1号)」を理由に解散したとなっている。大久保氏の不正が発覚し、その後、一時的にスタッフに代表を任せた後、法人を整理・解散したということのようだ。まさに、大久保氏による大久保氏のための団体であったといっても差支えないだろう。

そこで気になるのが、大久保氏が代表を務め、その後その座を追われたNPO法人・障害ランドでのお金の流れである。ネットで入手できた内閣府が公表している2007年度NPO法人財務諸表データ一覧によれば、2007年度の財務データは以下の通りである。

名称:障害ランド
経常収入:18,594,884円
 事業収入:18,251,750円
 その他経常収入:343,134円

経常支出:19,553,022円
 事業費:14,179,960円
 管理費:5,373,062円

経常収支差額:-958,138円

上記データによると、事業収入1,860万円で、これは大半が介護保険など公的機関からの委託金と思われる。気になるのが、経常支出のうち管理費540万円と他の介護派遣事業と比して極端に高い点だ。支出の詳細が不明なためどのような用途に管理費が使われていたかは不明であるが、このあたりに大久保氏が代表の座を追われ、謹慎生活を送るに至った原因があるように思える。

ちなみに、介護給付金の不正請求・受給については、香川県高松市でこのような事件が過去に起きている。

不正受給、泥沼訴訟で急転和解 高松市「プリン・ハウス」
香川県高松市はこのほど、同市御坊町の障害福祉サービス事業者「プリン・ハウス」(太田登美子社長)による介護給付金の不正請求・受給をめぐり、市側が4,258万円の支払いを求めていた損害賠償訴訟の控訴審において、プリン社経営者側が3,200万円を支払うことを条件に和解する方針を固めた。【中略】

2004年11月から2008年8月までの約4年間、介護給付費4,258万円を高松市から請求・受給。しかし、そのうち9割に相当する約3,750万円分は「重度身体障碍者である太田社長本人への重度訪問介護サービスを同社が提供したもの」として不正請求したものだった。

さて、大久保氏が過去に宮城県でどのような不祥事をおこしたのか、今となっては私に確認の手段はない。しかし、今回の沖縄・石垣島を舞台にして空港バリアフリー度調査タイ・バンコクでの格安航空LCCバリアフリー度調査にかこつけた出張が、宮城県で繰り広げられたNPO不正会計疑惑と同じような構図ではないかと疑問に思うのは私だけではないだろう。



2015年5月23日土曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(不透明な遊興費の原資)

ジェットスター搭乗拒否にあった大久保健一氏について調べていくうちに色々な疑問点が生じたので、最後にまとめを書こうと思ったら、新たな事実が判明した。調べが進むにつれ、かなりきな臭い話になってきた。

まずは、こちら「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2005年10月号大久保健一氏が寄稿した文章に目を通してほしい。

こういった海外旅行は日々の食費などを削りながら、年に2、3回の海外旅行でドバッと使うのが基本的な僕の楽しみ方だ。だからよく海外にばっかり行ってうらやましいと言われるが、日々の節約の努力と格安航空券の情報収集があってこその海外旅行である。今まで行った国々はアメリカ、韓国、中国、タイ、ベトナム、パキスタン、イギリス、オランダ、プエルトリコといった感じだ。

大久保氏はこれまでに数多くの国に海外旅行に行ってきたようだ。G-DIARYに掲載された放浪記航空会社とのトラブルなどからわかる最近の足取りだけでも以下のようになる。

2013年03月 タイ・バンコク
2013年09月 タイ・バンコク(約1カ月)
2013年11月 沖縄本島→石垣島
2014年02月 沖縄本島→石垣島
2014年03月 タイ・バンコク
2014年08月 タイ・バンコク(18日間)

このほかにも、「今まで行った国々はアメリカ韓国中国タイベトナムパキスタンイギリスオランダプエルトリコ」と語り、モー娘ハワイツアー(参加費20万円超)やBerryz工房バンコク公演に参加、年に2,3回の海外旅行でドバッと使い年に2回以上は沖縄に。さらに小笠原村に移住し、モー娘の追っかけで国内各所に行き、島根以外の46都道府県を制覇したと語っている。

旅先では長期滞在し、ホテルは中級クラス以上、場合によっては5つ星を利用。過去10か国以上500店舗以上の風俗に通い、週に何度もガールズバー風俗店を訪れ、そのたびに8,000円~13,000円を支払い風俗店で本番行為をし、2万2,000円支払い女の子をホテルに連れ込み本番行為に及ぶという生活をしてきたのだ。

こうした大久保氏の行動について、私にはいくつかの疑問点がある。

遊興費の原資はどこから出ているのか?
これは誰もが感じていることだろう。大久保氏フリーライターの生業で稼いだお金でこうした道楽を楽しんでいるのであれば旅行コンサート参加に口を挟むことはない。しかし、東京新聞2007年5月31日付記事では、「市側は大久保さんが生活保護を受けながらNPO法人理事長を務めていることを指摘」との記述があり、大久保氏生活保護受給者であったことをうかがわせている。

出生児から脳性麻痺の障害を負っていた大久保氏だが、生活保護を受給していた者が途中で障害年金に切り替わるとは考えにくく、現時点でも生活保護受給者である可能性が高い。これにプラスして大久保氏1種1級重度身体障害者であることから自治体から障害者向けの補助金・助成金が出ているのであろうが、年に数回海外旅行に行ったり、国内旅行ができるだけの額が出ているとは考えにくい。

しかし、どうすれば、上に記載されるような旅行三昧風俗三昧の生活を送ることができるのか、そして、そのお金の使い方には問題があるのではないか疑問は尽きない。

ちなみに、大久保氏は過去、宮城県名取市NPO法人の代表をしていた際に、NPO出張旅費を利用してアイドルのコンサートに参加したり、コンサートに参加するために公費で派遣された介助スタッフを同伴させていたことなどが指摘され、同職を追われた過去がある。

余談だが、例えば国の障害者支援策として、「障害者生活支援センターの指定を受けるための準備計画を作成し、当該計画について労働局長の認定を受けた事業主に対し、障害者の就業支援業務に要した経費(人件費・一般管理費等)の一部について助成」する制度があった(現在は廃止されている)。一事業主につき600 万円の助成金がNPOに対して支給されるというものだ。大久保氏が西宮市から名取市に移住した際、新規にNPOを設立しておりこうした助成金をNPOが受け取っている可能性が高いのではないだろうか(同NPOがこの助成金を受け取っていたかは不明)。

このほかにも、障害者支援として業務委託など様々な名目で国や自治体からNPOに対して助成・補助が行われるのは一般的で、こうしたお金を大久保氏NPO代表をしていた時に私的に流用していたのではないかという疑惑が浮かんでくるのも当然であろう。

空港バリアフリー度調査
実は、今回の調査で大久保氏が過去と同じような不正行為を行っているのではないかと匂わせる事実を掴むことができた。それはG-DIARY 5~7月号の「風俗放浪記」に出てくる2013年11月2014年2月沖縄・石垣島旅行に関する記述である。

G-DIARY 2014年7月号より

G-DIARYの内容を見る前に、琉球新報に掲載されたこちらの2つの記事を見てほしい。

新石垣空港は“良” 「バリアフリー度調査」段差、トイレ表示は改善求める
【石垣】障がい者の自立支援を行うNPO法人メインストリーム協会(兵庫県西宮市)の大久保健一さん(37)が8日、新石垣空港を訪ね、空港施設のバリアフリー度を調査した。大久保さんは「地方空港としてはおおむね整っている」と評価しつつ、エレベーターの狭さやトイレの表示など細部の改善を求めた。(琉球新報 2013年11月17日号)

那覇LCC、バリアフリー進めて 障がい者支援団体要望
障がい者の自立を支援しているNPO法人「メインストリーム協会」(兵庫県)の大久保健一さん(36)が24日、那覇空港LCC(格安航空会社)ターミナルを訪れた。施設を運営する全日本空輸(ANA)の担当者と会い、飛行機の乗り降りや、ビル内のトイレでの不便さをなくし、バリアフリー(障壁がないこと)を進めてほしいと求めた。(琉球新報 2014年1月25日号)

大久保氏メインストリーム協会スタッフとして沖縄・石垣島に出向いた日付と、G-DIARYの「風俗放浪記」との日付が偶然にも一致する。このことから導き出される答えは一つ。大久保氏メインストリーム協会空港バリアフリー調査と称して、沖縄・石垣島買春ツアーに行っていたのだ。「風俗放浪記」にはこのような記述がある。

まずは、2013年11月についての記述だ。

今回は前に出会った主婦と名護で再会できた。【中略】 名前はななせさん(仮名)32歳。松嶋菜々子似のスレンダー美人だ。出会ったのは3年前。出会い系サイトを通して会うことになりその時はショッピングセンターのトイレで手コキしてもらった。衝撃的だった。【中略】 1年ぶりの再会だった。彼女は僕の泊まっている名護のホテルの部屋まで来てくれた。【中略】 ベッドの上で手コキをしてくれた。服の上から色んな所を触りながら、窓の外に米軍機が飛び交っているのを見ていると、色んな事が僕の頭の中を駆け巡った。そして平和を願いつつ発射したのだった。

そんな中で最近できたというガールズバーに島の友人に案内してもらった。1時間2000円で飲み放題というリーズナブルな料金なので全然期待せず入店。石垣島でガールズバーに1週間で3回行ったが、女優の小雪に似たその名の通り小雪ちゃん(22歳)にハマってしまって石垣島から離れるのが嫌になるほどだった。

2014年1月はこうなっている。

まず沖縄本島でプロ野球のキャンプを見たり、出会い系で主婦と会ったり、性欲を発散してから純粋な気持ちで石垣島に再び降り立った。早速、その行きつけのガールズバーに行ったらミラクルが起き、ドアを開けた途端、小雪ちゃんと再会できた。【中略】 心身ともに熱くなった次第だ。

空港のバリアフリー度調査にかこつけて、沖縄の風俗を満喫しに行ってるように見えるのは私だけだろうか。問題は、この調査費用の出所である。新聞では「メインストリーム協会の大久保健一さん」と記載されており、調査は協会の仕事の一環として行われた可能性が高い。

しかし、大久保氏は、過去にNPO出張旅費を悪用してアイドルのコンサートに行っていた前科がある。今回は、メインストリーム協会出張費用副業である風俗ライターの取材をし、風俗を満喫していたのではないかということだ。このバリアフリー度調査は新聞にも掲載されるほど公共性の高いものである以上、詳しい調査が必要ではないかと思う。

税法上の問題性についての疑惑
一方で、今回のバリアフリー度調査大久保氏個人のフリーライター事業の一環として行われていた場合であれば、上記の行動に問題はないようにも思える。しかし、もう一つの疑惑が浮かび上がってくる。それは大久保氏買春旅行アイドルの追っかけ風俗などに使われた私的な遊興費事業経費として会計処理されているのではないかという疑惑である。

大久保氏自称フリーライターということだが、以下のような収入があるだろう。まずは表の顔活動家・大久保健一としての収入だ。氏の場合、NHKの「バリバラ」という障害者向け番組にも出演しており、その出演料などが考えられる。そのほかに障害専門誌への原稿料講演料などがあるだろう。話は逸れるが、今回のジェットスターの件などでテレビに露出すれば、いろんな方面から声がかかり収入もアップするだろう。これも大久保氏の巧妙な戦略のひとつかもしれない。

もう一つが裏の顔風俗ライター・障害王ケンタKINGとしての収入だ。これについては、G-DIARY裏BUBKAに寄稿していたものなどが考えられ、原稿料を得ている可能性が高い。

ここで問題となってくるのが、大久保氏がこれらの収入を役所に対して、きちんと報告していたかどうかである。また、表の顔で稼いだ収入に対して、買春ツアーなどで使ったお金を経費として計上し、無収入として税務処理をしているのではないかである。

まず、個人事業としての収入に対する脱税の疑い、私的な旅行を事業経費として計上することは違法で脱税である。もう一つは生活保護費不正受給の疑いである。生活保護を受給している場合、収入があればそれを申告し、場合によっては生活保護費が減額される。

大久保氏執筆業などによる収入がどれぐらいのものかは不明だが、買春旅行などの費用を取材費と称して経費に計上し、収入額を低くあるいはゼロに見せている可能性もあるのだ。もしそうであれば、生活保護費満額受給しておきながら、一方でフリーライターなどの収入を買春旅行に回すという反則技を使っていることにもなりかねない。

今回のジェットスター搭乗拒否騒動で、朝日新聞大久保氏バンコク行きを『取材のため』と報じている。しかし、タイの情報サイトに掲載されている氏の旅程を調べると、どうみてもアイドルのおっかけ目的の単なる観光旅行にしか見えない。18日間の滞在で『取材』したと記述があるのは1日だけ、しかも風俗ライターとしての取材の可能性が高いのだ。

風俗店で働く女性の人権
ジェットスターの搭乗拒否を理由に人権救済の申し立てを日弁連に対して行った大久保健一氏。しかし、その裏の顔は風俗ライター・障害王ケンタKINGとして、世界各国の風俗店10か国500店舗を制覇した猛者であった。

日本人弁護士連合会はホームページで人権救済申立について以下のように記述している。

人権擁護委員会の中心的な任務は「基本的人権を擁護するため、人権侵犯について調査をなし、人権を侵犯された者に対し、救護その他適切な措置をとる」(会則75条)と定められた人権救済申立事件の処理です。

人権擁護委員会による措置は、法的な強制力は持ちませんが、司法の一翼である弁護士会の法的な判断として影響力を持ちます。また、裁判などの司法手続にはなじみにくいけれども、正義に照らして救済の必要性の高い事件について、法的な判断を求めることができます。

タイ・バンコクで働く風俗嬢・売春婦の多くは、家族に売られて、または家族の生活のために働く女の子が多いという。幼いうちに難民キャンプで誘拐されて売られてきた女性も珍しくはないそうだ。果たして、国内外で札束を叩いて女性を買うこの風俗ライター氏人権救済を申し立てる資格があるのだろうか。

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(車椅子ケンタの風俗放浪記)



前回の記事で、大久保健一と、風俗ライター・障害王ケンタKINGとが同一人物であると確証が取れた。では、実際、障害王ケンタKINGなるライターがどのような取材をし、記事を持ち込んでいたのかを調べてみたい。

ネットの情報では、過去に「裏BUBKA」や「G-DIARY」といった雑誌に載っていたとの情報がある。残念ながら「裏BUBKA」についてはバックナンバーの確認ができなかったが、「G-DIARY」は電子書籍バックナンバーの購入が可能ということでさっそく入手してみることにした。

この「G-DIARY」という雑誌は、タイ国内で販売されている現地日本人向けの情報誌だ。情報誌といっても内容のほとんどは風俗情報で、バンコクで働いている日本人向けの風俗ガイドブックといった性格が強い。日本でいうところの「CITY HEAVEN」のようなものだ。「G-DIARY」は日本でもAmazonなどで入手できる。

私は「G-DIARY」のホームページで、障害王ケンタKINGが登場するバックナンバーを探し、入手した。

はじめまして。ケンタです。僕は生まれつき障害がありずっと車椅子です。そんな僕もエロは大好きです。日本国内では島根以外の46都道府県は行きつくしてしまったので、最近は海外の風俗に車椅子で果敢に挑み、世界を舞台に破天荒に遊んでいます

こんな書き出しで始まる1か月のバンコク放浪記は、2014年2月~7月号計6冊が確認できた。この中で気になる箇所をピックアップしてみよう。

まずは、2014年2月号から。

今まで10か国以上の風俗で遊んだが、今でもハマり商いタイの旅から始める事にしよう。昨年9月末から丸一か月間タイのバンコクで滞在。

最初は自己紹介といったところか。過去10か国の風俗で遊んだ武勇伝を披露。この時滞在していた期間は2013年9月末からの1か月バンコクの風俗を満喫したようだ。

障害王ケンタKING」の自己紹介欄には、

小・中・高は障害者だけの学校で過ごし、女にモテたく卒業後に自立。37歳になっても彼女が出来ない愛に飢えた身体は、絶え間なく車椅子に乗って国内外、女を求めて飛び歩く。世界のどこかで彼女にめぐり合うのが夢。風俗店体験は500以上だが素人童貞

と書いてある。新聞報道によれば、大久保氏生活保護受給者であったということだが、保護費で500以上の風俗店を体験していたのだろうか気になるところだ。

続いて、2014年3月号より。

一カ月もバンコクに居るとホテル代もかさむわけだが、【中略】、中級ホテル以上を選ばなければならない。

1か月のバンコク滞在を中級以上のホテルを利用しているようだ。ジェットスターでの渡航の際は5つ星ホテルを利用していたということだが、1か月滞在でホテル代はどのくらいになるのだろう。

誰もが安心して最後までやれるのはやはりマッサージパーラーだ。【中略】 優柔不断な僕は、『ポセイドン』の金魚蜂の前でずっと品定めをして3時間ほど経ちようやく選んだ。先客に可愛い子が取られたので、その子が終わるのを待って指名したぐらいだ。泡姫は僕に気を遣ってくれて着替えとかもやってくれるしテクニックがある人は湯船で挿入しながら爪を切ってくれた

湯船で挿入しながらとあるが、これは完全に本番行為である。私はこの1文で買春疑惑は真実であったと確信した。『ポセインドン』のプレイ料は2,200バーツ日本円で約8,000円だ。

次に僕の好きな『エデンクラブ』。ここは言わずと知れた乱交専門店だ。僕のAV趣味が乱交専門なのであこがれの店である。一時期より女の質は落ちた。この店は2人の子が時間いっぱい奉仕してくれ、サービスはトップクラスだ

湯船で挿入の次は、なんと3Pだ。私は気になったのでこの『エデンクラブ』という店について調べてみた。本来であれば大久保氏のように経費を使って現地へ飛んで、実際に店舗で体験してみるべきだが、私にはそんな時間も金もない。ネットで調べると同店の体験談が載っていた。

これによると、『エデンクラブ』は現地でも変態の間では有名な風俗店のようで、①3Pの専門店生挿入以外はなんでもOK-ということらしい。ちなみに料金は90分で3,600バーツ、日本円で約1万3,000円と結構なお値段だ。

2014年4月号に移ってみよう。

テーメー周辺はもう怖いのでナナプラザで遊ぶことにした。ビール一本抱えて、すべての店を回ったが、一番落ち着くのは2階の『レインボー4』。【中略】 4日目にして初めて、僕はアリンちゃんペイパーして部屋に連れ込んだのだ。【中略】 流れのままベッドイン。純な付き合いがしたいと頭で思っていても、身体は嘘をつけずに勝手に元気になってしまいl、仕方がない感じでセックスをしてしまった

ペイバーとはお店で女の子を指名して自分のホテルに連れだすことをいうらしい。レインボー4では6,000バーツ2万2,000円)が相場(※連れ出し料込み、朝までの場合)だ。

2014年5月号、バンコクでの滞在記は終わりを迎える。

帰りの飛行機は安いエアアジアを利用してマレーシア経由で帰国。【中略】 それでもタイ女をゲットする為にリベンジを誓ったのである

この時期、大久保氏のご用達はエアアジアだったようだ。それにしても「タイ女をゲットするためにリベンジを誓った」という女性蔑視の記述には呆れて返す言葉がない。

帰国後、寒さのあまり暖かさを欲して半月後に沖縄に行く事にした。沖縄には10台の頃から訪れてハマっていたが、一昨年から日本でもLCCが就航し安く行けるようになったので年に2回以上は行っている。大きい理由としては、日本国内では性に対して比較的開放的な地域だからである。僕もご多聞に漏れず出会い系やソープでいい思いをしている

放浪記は、バンコク編を完結し、沖縄編へと移る。沖縄旅行も目的は風俗のようだ。年に2回訪れ、出会い系やソープを満喫。いいご身分である。

服の上から色んな所を触りながら、窓の外に米軍機が飛び交っているのを見ていると、色んな事が僕の頭の中を駆け巡った。そして平和を願いつつ発射したのだった

買春目当てで沖縄を訪れておきながら、米軍機を見て平和を願うとは。左翼系の思想の持主だろうか。日弁連への人権救済申し立てなど、左寄りな活動家であることは間違いないが、であれば、国内外で女を買い漁っていることに対して、本人、そして大久保氏を支援している周囲の人間はどのように思っているのだろうか?

2014年6月号では、空港での電動車椅子でのトラブルについて記述している。

安いLCCに乗ったため、国内線が多いドンムアン空港ということでタイ語しか喋れない人ばっかりで、英語が通じる人を探してきてもらうだけで時間がかかった。

どうやら、電動車椅子が故障していたため空港でトラブルに見舞われたらしいが、その原因が、

エデンクラブ3Pをやろうとしていたら店裏の階段を電動車椅子ごと落とされたから壊れた

ということであるから、トラブルに巻き込まれた周りの人たちもとんだ迷惑である。

2014年7月号が、風俗放浪記最終回。舞台を沖縄・石垣島に移す。

前回の3カ月後となる2月に再び石垣島にむかった。衝動に駆られすぐに石垣島まで行けるなんてLCCはありがたい限りだ。まず沖縄本島でプロ野球のキャンプを見たり、出会い系で主婦と会ったり、性欲を発散してから純粋な気持ちで石垣島に再び降り立った。

石垣島では風俗体験談こそ書かれていないが、ガールズバー小雪という女に入れあげた話が書かれている。結果、振られて傷心旅行と称して4月中旬から再びバンコクを目指すが、その道中で報道されているとおり、エアアジアとのトラブルに見舞われる。

なお、G-DIARY 7月号では、編集部・西尾康晴による『エアアジアによる搭乗拒否について』という記事も掲載されている。そこには、2014年3月障害王ケンタKING氏関西国際空港からエアアジアバンコクに向かった際の詳細が記述されており、障害王ケンタKING大久保健一氏であることを裏付けている。ちなみに記事によればケンタ氏は1種1級の重度身体障害者とのことだ。

今回、私が丸2日の日数ジーダイアリーの購入費用約5,000円をかけて訴えたかったことは、障害者が人権救済を訴える一方で、国内外で女性の人権を蹂躙しているという事実だ。バンコクの風俗店で働く女性たちは決して彼女たちから志願して体を提供していることはない。家族の生活を支えるため、やむにやまれず体を供しているのである。そんな女性たちに札束で顔を叩くようにして買春をし、本番行為で自己の欲求を満たす。しかも、その原資は、我々の納める貴重な税金を使っている可能性が非常に高いということ。大久保氏がフリーライターを自称し、取材と称してアイドルの追っかけ買春旅行をしていることに対して憤りを感じたからだ。

2015年5月22日金曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(フリーライター・大久保健一)

大久保健一、もう一つの顔

大久保健一氏の素顔を追っていく中で、氏には障害者団体スタッフという顔とは別に、風俗ライターという一面を持つのではないかとの書き込みをネットで見かけた。朝日新聞によれば、フリーライター大久保氏取材バンコクを訪れたとなっている。

中でも気になったのが、バンコクで発刊されている現地日本人向けの風俗情報誌ジー・ダイアリー」に掲載されていた「車椅子ケンタの風俗放浪記」という連載を書いている「障害王ケンタKING」が大久保氏その人であるという書き込みだ。

今回、大久保氏が取材と称してジェットスター機で訪れたバンコクと場所は一致する。ということで、大久保氏の正体をさらに追ってみた。

障害王ケンタKING
ジー・ダイアリーのHPを調べてみるとバックナンバーには確かに「車椅子ケンタの風俗放浪記」という記事が掲載されていたようだ。


確かに件の記事は実在したようだが、ライターの顔写真は隠されているため、このライターが大久保氏であるとの確証は取れない。しかし、私はついにこの風俗ライター障害王ケンタKINGなる人物と、大久保氏とを結びつける接点を発見した。


【拡散希望】
G-DIARYで執筆していただいている障害王ケンタさんが、エアアジアの不当な対応によりバンコク行きフライトの搭乗を拒否されました。予約時にきちんとすべてを伝えていたにもかかわらず、当日、空港で搭乗拒否されただけに、精神的、金銭的なダメージは相当なものです。一人でもこの事実を知っていただきたく、ご本人の許可を得てFacebookに投稿いたしました。以下が詳細です。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
2014年3月27日・エアアジア搭乗拒否顛末記
エアアジアX/関西空港11:00発(D7 533)クアラルンプール行(乗継)
クアラルンプール19:25発(AK1948)バンコク行を
以上のフライトを搭乗拒否されました。
①今年1月8日にネット予約
②「車椅子確認フォーム(寸法や重さ《80キロ》等)」を予約センターにFAX
③車イスの受託料について手紙を送付
④1月31日にその回答メールをもらう
という流れで事前に再三、情報提供したのにも関わらず、搭乗当日になって搭乗できなかった。

当日の関西空港のエアアジアカウンターが開く朝8時に早速チェックインに行ったところ、通常通りにボーディングパスをもらい、手荷物検査まで行き検査中にエアアジア係員に呼び止められ、カウンターに戻った。そしたら、「預かれる荷物の重さに制限があり32キロまでなので」と言われ僕の電動車イスは80キロなので預かれないとのことでした。日本の規定では預かれるそうですがマレーシアの規定によって32キロまでという説明でした。

マレーシアの貨物責任者に電話して関空のエアアジア係員がいろいろ頼んでくれましたが結局不可能になりました。一つのパーツごとが32キロ以下になればいいということで、全てのネジを外し僕の電動車イスを故障のリスクがありながらもすべて分解をして預けようとしましたが土台になるパーツ一つが32キロ以上だったのでそれだけで預かれないということになりました。
ですからすべて分解したのにまたもどさないといけなくなりました。そうこうしている内に2時間が過ぎ、最終搭乗時間も過ぎて結局、搭乗できませんでした。

前回の記事に掲載した週刊金曜日の記事を見ていただきたい。

週刊金曜日編集部2014年04月25日 16:53
航空業界の規定バラバラ――電動車いす搭乗拒否

航空業界には電動車いすに関する統一規定がないらしい。ある航空会社の航空機には電動車いすで搭乗でき、別の航空会社では搭乗拒否される。さる3月27日、関西空港からLCC(格安航空会社)エアアジアXでマレーシアの首都クアラルンプールに出発しようとした大久保健一さん(38歳)=兵庫県西宮市在住=はチェックインの際、「マレーシアの規定で荷物は32キロまで」とされ、搭乗を拒否された。大久保さんの電動車いすの重さは80キロだった。

G-DIARYの投稿と、週刊金曜日の記事の内容とが見事に一致する。大久保氏のもう一つの顔とは、風俗ライター・障害王ケンタKINGだったのだ。大久保氏2014年3月27日マレーシア経由でバンコクに向かっていたようだ。

要するに、このフリーライター大久保氏は、風俗ライターの取材と称してこれまで何度もタイ・バンコクを訪れていたということだ。風俗ライターの取材とは一体、どのようなものなのか。大久保氏個人事業主として収入を得ているのであれば、当然、渡航費や、現地滞在費取材経費という形で経費処理されると考えられるが、今回の旅行の目的がモー娘。のイベント参加であったとするなら経費として認められるのかは判断が難しいところではないだろうか。

いやはや、大久保氏が、生活保護費障害者助成金を受給している身であるとすれば(2007年当時、大久保氏は生活保護受給者であったことが新聞記事で明らかになっている)、かなりきな臭い話だと思うのは私だけだろうか?

なお、G-DIARY2014年7月号でも件の搭乗拒否について『エアアジアによる搭乗拒否事件について』と題して、編集部・西尾康晴による記事が掲載されていることを確認した。障害王ケンタKINGは大久保氏と同一人物であることは間違いない。

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(活動家・大久保健一)

活動家・大久保健一の履歴書

前回からの続き。ジェットスター航空の搭乗拒否事件について。ここでは、まず事件の主人公である大久保健一氏の経歴について調べてみた。ネットに公開されている経歴等をを見ると以下のような感じだ。

1976年 群馬県生まれ小・中・高と群馬県内の養護学校で過ごす。
宮城県名取市、東京都小笠原村で自立生活し、2010年より兵庫県西宮市在住。
2012年LCC参入後、航空のバリアフリーについて活動するようになる。
(第49回日本作業療法学会資料より)

大久保健一(おおくぼけんいち)
1976年、群馬県生まれ。養護学校卒業後、兵庫県西宮市で自立生活開始。メインストリーム協会スタッフを経て、99年より宮城県名取市の障害者生活支援TIJ代表。全国自立生活センター協議会常任委員。
(月刊「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2001年12月号

まとめると、大久保氏の経歴は、

養護学校卒業後、西宮市で自立生活を開始。
メインストリーム協会スタッフを経て、
99年より宮城県名取市の障害者生活支援TIJ代表。
2007年6月東京都小笠原村で自立生活をはさんで、
2010年より再び西宮に転居、メインストリーム協会スタッフとして再活動。

「僕がある団体の代表になったときは、出張に絡めてコンサートに行くなどして、それが度がすぎて代表の座を追われることになったぐらいだ」

前回の記事で紹介した、「代表の座を追われることになったある団体」とは、名取市障害者の自立生活を考える会(TIJ)という団体のようだ。さらにこの大久保氏の名前を手掛かりに、過去のニュースを検索してみると、いろいろとトラブルを起こしていることがわかってくる。

名取市での大久保健一
障害者自立支援法に基づいて10月から始まった新サービス体系で、外出手助けや日常生活のサービスが大幅に削られ、市民団体の活動に支障が出ているとして、宮城県名取市の「障害者生活支援TIJ」のメンバー3人が30日、県に不服申し立てを行った。

それによると、TIJ代表の大久保健一さん(30)ら名取市に住む3人は、9月まで月310―330時間のサービスを受けていたが、新体系移行で名取市は、月222―257時間しか認めない支給決定をした。

大久保さんらは「障害者を支援する活動が制約された」などと市に決定見直しを要請。佐々木一十郎市長は22日付で「命にかかわる問題ではない。生活水準は保てる」と回答し、見直しを拒否した。大久保さんは「障害者の社会活動を抑える悪例が広まってはいけない。徹底的に争いたい」と話す。

仙台市のTIJメンバーの男性も30日、仙台市の障害区分認定を不満として不服審査を申し立てた。県は、医師や福祉専門家らで組織する「県障害者介護給付費等不服審査会」で申し立て内容を審査する。
(河北新報) - 12月1日7時2分更新

上記記事だけを読めば、障害者自立支援法によりサービスが削減されたように見えるが、実態は違う。まずはこちらの東京新聞2007年5月31日の切り抜きを見ていただきたい。


市側の主張としては、大久保氏生活保護を受けながら、NPO法人理事長を務めていたため、理事長として活動している部分を対象外としたとのこと。NPO法人での活動中の介助費用は本来、法人側が出すべきもので市側の主張には納得がいく。

さらに、前回の記事とも関係してくるが、この大久保氏介助サービスを利用してアイドルのコンサートに行っていたことも問題視されたらしい。大久保氏が手記の中で触れていた「出張に絡めてコンサートに行くなど」して、代表の座を追われたとする理由とも一致する。

この新聞の内容が事実であるとすれば、生活保護受給者であった大久保氏は、NPO法人の出張と偽り、アイドルのコンサートに参加、しかも公的な介助サービスを利用していたということになる。

アイドルコンサートの参加費用は生活保護費等から交通・宿泊費はNPO法人の出張経費から支払っていたということだろうか。この件をきっかけに、大久保氏市民団体を解散小笠原村に移住する。

小笠原村での大久保健一
2007年6月より小笠原村父島に移住した大久保氏。本人は雑誌への寄稿の中で移住理由について次のように語っている。

「そして謹慎のために本土から一番遠い離島に引っ越しした」

大久保氏は移住先の小笠原村でもトラブルを引き起こす。小笠原村は当初、介助サービスを提供する業者がいないことを理由に、大久保氏に移住を思いとどまるよう求めていたが、大久保氏はこれを無視して移住を強行したようだ。そして小笠原村でも介護給付費に対する不服申し立てを起こす。

介護給付:小笠原村決定は「不十分」 重度障害の男性、都に不服審査請求/東京
脳性マヒによる重度の障害を持つ小笠原村の大久保健一さん(31)=群馬県出身=が  23日、「障害者自立支援法に基づいて同村が決定した介護給付は不十分」などとして、都に不服審査請求をした。
大久保さんは5月、宮城県名取市から同村へ転居した。食事や入浴、外出時の介助などのため、1月当たり320時間の介護給付を申請したが、村側は8月下旬、給付を村要綱が基準とする月178時間と決定した。
(毎日新聞 2007年10月24日)

そんな大久保氏だが、小笠原村での生活が馴染まなかったのだろうか、

「コンサートに行きたい身体はセイブできず、年に半年近く本土にもどり追っかけ生活を再開してしまった」

小笠原移住後、半年は本土で生活していたとのこと。小笠原村もいい迷惑である。さらに、

「そんな中でその当時は握手会もない時代であったが、ハワイへのファンクラブツアーに行けばメンバー全員と握手できるという夢のような企画が舞い込んだ。三泊で20万円以上なので人から借金をして行くことを決心した」

生活保護受給者の身分でありながら、20万円以上のハワイファンクラブツアーにも参加していたようだ。ちなみに、2014年ファンクラブツアーの参加費は燃油サーチャージ込で28万円。その他費用も含めれば30万円は軽く超えるだろう。

生活保護受給者が、30万円超のハワイ旅行。今回のニュースは障害者差別という枠だけに収めることはできそうにない問題点も抱えているようだ。

そんな大久保氏小笠原村での生活が合わなかったのか、2010年には再び西宮市に戻る。この西宮市、行政からの助成金が名取市の時より多い(2倍)そうだ。そんなことも影響していたのかもしれない。西宮市に戻った大久保氏は以前世話になっていたメインストリーム協会スタッフとして活動を再開する。

アイドルの追っかけで、航空機を利用することも多かったのか、このあたりから、今回の報道にも関係するが、格安航空LCCでのトラブルを引き起こしていくのだ。

2012年1月 ピーチ・アビエーション
2014年3月 マレーシア・クアラルンプール行 エアアジア
2014年8月 タイ・バンコク行 ジェットスター
(いずれも搭乗拒否のトラブルで報道)

そして、私は大久保氏の経歴を調べていく過程で、2ちゃんねるに以下のような書き込みを見つけた。

955 :名無しさん@介護・福祉板:2012/03/05(月) 22:36:01.22 ID:ZsNqZLx4
ニュースで見たが搭乗拒否された大久保健一さんて 
http://okanehadaiji.doorblog.jp/archives/6665438.html 
メインストリーム 
http://www.cilmsa.com/ 
の記事のOさんだろ。 

この人昔、裏ブブカで障害王ケンタという風俗体験記連載してた人だよな? 
松本晶とセックスする企画で写真でてた。 
(今、手元にないけど間違いないと思う。) 

次回は、活動家・大久保健一氏のもう一つの顔を追ってみる。

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(ジェットスター搭乗拒否事件)

ジェットスターの搭乗拒否で人権救済を申し立て

記者会見で経緯を説明する大久保健一さん(中央)と弁護団=大阪市内(神戸新聞5/21より)

シンガポールに本社がある格安航空会社(LCC)「ジェットスター・アジア」に搭乗を拒まれたのは差別にあたるとして、電動車いすで生活する兵庫県西宮市の男性が21日、日本弁護士連合会に人権救済の申立書を送付した。同社や国に対して警告や勧告などの措置をとり、対応の改善を促すよう日弁連に求めている。
申立書を送ったのはフリーライターの大久保健一さん(38)。脳性まひのため体が不自由で、電動車いすで生活を送っている。
申立書などによると、大久保さんは昨年8~9月、取材のため福岡―タイ・バンコクの同社便を往復で利用したが、帰国の際、バンコク空港で搭乗を拒まれた。電動車いすで搭乗するための承諾は事前に得ていたが、「機長の判断だ」と説明されたという。大久保さんはそのまま空港ロビーで一夜を明かし、翌日の同社便で帰国した。帰国後に同社に問い合わせると、「そもそも搭乗には同伴者が必要だった」という回答があったという。
http://www.asahi.com/articles/ASH5N5WSCH5NPTIL038.html朝日新聞DIGITAL2015年5月21日より


まずは、大久保健一とは何者か?この人、2012年1月にも格安航空LCCのピーチ社で同じようなトラブルをおこしている。どうやら、障害者の自立支援を行うNPO法人メインストリーム協会(兵庫県西宮市)の関係者で、いろんな航空会社で問題を起こしているようだ。

さらに調べを進めると、フリーライター大久保氏の搭乗拒否騒動の詳細が判明した。

バンコク・スワンナプーム空港で搭乗拒否にあった、ある車椅子男性の手記
搭乗拒否当日の9月10日にA航空に送った文章
9月16日付けで内容の詳細についてA航空に送った文章
http://www.thaich.net/news/20140922b.htm

上記は、大久保氏本人が寄稿したもの。搭乗拒否の詳細が綴られている。
フリーライターを名乗る割には文章が長くてまとまりがないので、要約すると事件の真相はこうらしい。

①搭乗拒否は機長からの指示
②大久保氏は電動車椅子から機内用の車椅子に乗り換えて搭乗しようとした
③搭乗できなかったのは電動車椅子のバッテリーが原因らしい
 (※バッテリーは発火の危険性があるため特に国際線では持ち込み禁止になることが多い)
④大久保氏は英語ができないため現地係員との意思疎通が充分でなかった
⑤ジェットスター側は、翌日の便で、電動車椅子を搭載できるよう手配し、その便で大久保氏は無事帰国。

要するに車椅子のバッテリー持ち込みについて、当日申請があったため、機長(航空会社)が持ち込みを拒否したということ。ジェットスターの日本法人から現地への連絡が行っていなかったともいえるが、大久保氏がバンコクでの搭乗前日に連絡を入れておけばよかったことに思える。この手のトラブルは海外の空港ではよくあることで、これが障害者差別かと言われると。。。どうも騒ぎすぎのような気がする。

と、事件の真相は判明したところで、気になることが。この大久保氏の『取材』とやらはいったい何なのか。件の記事を読む限りは、渡航の目的はバンコクで開催されたモー娘。(ラベンダーというユニット)のイベントに参加するためらしい。ファンとして遊びに行っただけのようにも見えるが、天下の朝日新聞が「取材」と書く以上は間違いないのだろう。

さて件の記事を見るところ、この大久保氏モー娘。の熱烈な追っかけらしく、20万円以上つぎ込んでハワイのファンクラブツアーにも参加しているのをはじめ、日本全国、モー娘。を追いかけて動き回っているようだ。前年にはBerryz工房バンコク公演にも参加している。今回の『取材』も8月25日から9月11日までの18日間、しかも現地での滞在は5つ星ホテルというから驚きだ。格安航空を使っている割には、けっこう裕福な毎日を送っているように見えるのは私だけだろうか?

話は逸れたが、朝日新聞の記事によれば大久保氏のタイ行きは「取材」とのこと。しかし、件の記事にはライブの5日前からタイ入りし、情報収集、メンバーの空港への出迎えなど、モー娘。のコンサート絡みでしか動いていない様子。本当に取材なの、ただの観光じゃねーかと訝しがっていたところ、記事の中に気になる記述が。

「次の金曜日は取材などでメンバーとは会えず、僕はおいしいものを食べて英気を蓄えた」

確かに「取材」と書いてある。しかし、その後はモー娘。のイベントに参加、現地で遊んで帰国、でそのときトラブルに巻き込まれるという感じで、どうも「取材」は金曜日だけのようだ。

気になるのが大久保氏の取材の内容。彼はバンコクで何の取材をしていたのだろうか?一説には大久保氏風俗ライターとして活躍との噂もあるがこの辺りは次回に検証してみよう。

あっ、もう一つ気になったのが、これが取材だとして渡航費現地滞在費など、全部取材経費で落とせるのだろうか。件の記事には、

「途中、僕がある団体の代表になったときは、出張に絡めてコンサートに行くなどして、それが度がすぎて代表の座を追われることになったぐらいだ」

と、不正をにおわせる記述もあるが、どうなんだろうか気になるところ。