2015年5月23日土曜日

大久保健一はバンコクに何をしに行っていたのか?(車椅子ケンタの風俗放浪記)



前回の記事で、大久保健一と、風俗ライター・障害王ケンタKINGとが同一人物であると確証が取れた。では、実際、障害王ケンタKINGなるライターがどのような取材をし、記事を持ち込んでいたのかを調べてみたい。

ネットの情報では、過去に「裏BUBKA」や「G-DIARY」といった雑誌に載っていたとの情報がある。残念ながら「裏BUBKA」についてはバックナンバーの確認ができなかったが、「G-DIARY」は電子書籍バックナンバーの購入が可能ということでさっそく入手してみることにした。

この「G-DIARY」という雑誌は、タイ国内で販売されている現地日本人向けの情報誌だ。情報誌といっても内容のほとんどは風俗情報で、バンコクで働いている日本人向けの風俗ガイドブックといった性格が強い。日本でいうところの「CITY HEAVEN」のようなものだ。「G-DIARY」は日本でもAmazonなどで入手できる。

私は「G-DIARY」のホームページで、障害王ケンタKINGが登場するバックナンバーを探し、入手した。

はじめまして。ケンタです。僕は生まれつき障害がありずっと車椅子です。そんな僕もエロは大好きです。日本国内では島根以外の46都道府県は行きつくしてしまったので、最近は海外の風俗に車椅子で果敢に挑み、世界を舞台に破天荒に遊んでいます

こんな書き出しで始まる1か月のバンコク放浪記は、2014年2月~7月号計6冊が確認できた。この中で気になる箇所をピックアップしてみよう。

まずは、2014年2月号から。

今まで10か国以上の風俗で遊んだが、今でもハマり商いタイの旅から始める事にしよう。昨年9月末から丸一か月間タイのバンコクで滞在。

最初は自己紹介といったところか。過去10か国の風俗で遊んだ武勇伝を披露。この時滞在していた期間は2013年9月末からの1か月バンコクの風俗を満喫したようだ。

障害王ケンタKING」の自己紹介欄には、

小・中・高は障害者だけの学校で過ごし、女にモテたく卒業後に自立。37歳になっても彼女が出来ない愛に飢えた身体は、絶え間なく車椅子に乗って国内外、女を求めて飛び歩く。世界のどこかで彼女にめぐり合うのが夢。風俗店体験は500以上だが素人童貞

と書いてある。新聞報道によれば、大久保氏生活保護受給者であったということだが、保護費で500以上の風俗店を体験していたのだろうか気になるところだ。

続いて、2014年3月号より。

一カ月もバンコクに居るとホテル代もかさむわけだが、【中略】、中級ホテル以上を選ばなければならない。

1か月のバンコク滞在を中級以上のホテルを利用しているようだ。ジェットスターでの渡航の際は5つ星ホテルを利用していたということだが、1か月滞在でホテル代はどのくらいになるのだろう。

誰もが安心して最後までやれるのはやはりマッサージパーラーだ。【中略】 優柔不断な僕は、『ポセイドン』の金魚蜂の前でずっと品定めをして3時間ほど経ちようやく選んだ。先客に可愛い子が取られたので、その子が終わるのを待って指名したぐらいだ。泡姫は僕に気を遣ってくれて着替えとかもやってくれるしテクニックがある人は湯船で挿入しながら爪を切ってくれた

湯船で挿入しながらとあるが、これは完全に本番行為である。私はこの1文で買春疑惑は真実であったと確信した。『ポセインドン』のプレイ料は2,200バーツ日本円で約8,000円だ。

次に僕の好きな『エデンクラブ』。ここは言わずと知れた乱交専門店だ。僕のAV趣味が乱交専門なのであこがれの店である。一時期より女の質は落ちた。この店は2人の子が時間いっぱい奉仕してくれ、サービスはトップクラスだ

湯船で挿入の次は、なんと3Pだ。私は気になったのでこの『エデンクラブ』という店について調べてみた。本来であれば大久保氏のように経費を使って現地へ飛んで、実際に店舗で体験してみるべきだが、私にはそんな時間も金もない。ネットで調べると同店の体験談が載っていた。

これによると、『エデンクラブ』は現地でも変態の間では有名な風俗店のようで、①3Pの専門店生挿入以外はなんでもOK-ということらしい。ちなみに料金は90分で3,600バーツ、日本円で約1万3,000円と結構なお値段だ。

2014年4月号に移ってみよう。

テーメー周辺はもう怖いのでナナプラザで遊ぶことにした。ビール一本抱えて、すべての店を回ったが、一番落ち着くのは2階の『レインボー4』。【中略】 4日目にして初めて、僕はアリンちゃんペイパーして部屋に連れ込んだのだ。【中略】 流れのままベッドイン。純な付き合いがしたいと頭で思っていても、身体は嘘をつけずに勝手に元気になってしまいl、仕方がない感じでセックスをしてしまった

ペイバーとはお店で女の子を指名して自分のホテルに連れだすことをいうらしい。レインボー4では6,000バーツ2万2,000円)が相場(※連れ出し料込み、朝までの場合)だ。

2014年5月号、バンコクでの滞在記は終わりを迎える。

帰りの飛行機は安いエアアジアを利用してマレーシア経由で帰国。【中略】 それでもタイ女をゲットする為にリベンジを誓ったのである

この時期、大久保氏のご用達はエアアジアだったようだ。それにしても「タイ女をゲットするためにリベンジを誓った」という女性蔑視の記述には呆れて返す言葉がない。

帰国後、寒さのあまり暖かさを欲して半月後に沖縄に行く事にした。沖縄には10台の頃から訪れてハマっていたが、一昨年から日本でもLCCが就航し安く行けるようになったので年に2回以上は行っている。大きい理由としては、日本国内では性に対して比較的開放的な地域だからである。僕もご多聞に漏れず出会い系やソープでいい思いをしている

放浪記は、バンコク編を完結し、沖縄編へと移る。沖縄旅行も目的は風俗のようだ。年に2回訪れ、出会い系やソープを満喫。いいご身分である。

服の上から色んな所を触りながら、窓の外に米軍機が飛び交っているのを見ていると、色んな事が僕の頭の中を駆け巡った。そして平和を願いつつ発射したのだった

買春目当てで沖縄を訪れておきながら、米軍機を見て平和を願うとは。左翼系の思想の持主だろうか。日弁連への人権救済申し立てなど、左寄りな活動家であることは間違いないが、であれば、国内外で女を買い漁っていることに対して、本人、そして大久保氏を支援している周囲の人間はどのように思っているのだろうか?

2014年6月号では、空港での電動車椅子でのトラブルについて記述している。

安いLCCに乗ったため、国内線が多いドンムアン空港ということでタイ語しか喋れない人ばっかりで、英語が通じる人を探してきてもらうだけで時間がかかった。

どうやら、電動車椅子が故障していたため空港でトラブルに見舞われたらしいが、その原因が、

エデンクラブ3Pをやろうとしていたら店裏の階段を電動車椅子ごと落とされたから壊れた

ということであるから、トラブルに巻き込まれた周りの人たちもとんだ迷惑である。

2014年7月号が、風俗放浪記最終回。舞台を沖縄・石垣島に移す。

前回の3カ月後となる2月に再び石垣島にむかった。衝動に駆られすぐに石垣島まで行けるなんてLCCはありがたい限りだ。まず沖縄本島でプロ野球のキャンプを見たり、出会い系で主婦と会ったり、性欲を発散してから純粋な気持ちで石垣島に再び降り立った。

石垣島では風俗体験談こそ書かれていないが、ガールズバー小雪という女に入れあげた話が書かれている。結果、振られて傷心旅行と称して4月中旬から再びバンコクを目指すが、その道中で報道されているとおり、エアアジアとのトラブルに見舞われる。

なお、G-DIARY 7月号では、編集部・西尾康晴による『エアアジアによる搭乗拒否について』という記事も掲載されている。そこには、2014年3月障害王ケンタKING氏関西国際空港からエアアジアバンコクに向かった際の詳細が記述されており、障害王ケンタKING大久保健一氏であることを裏付けている。ちなみに記事によればケンタ氏は1種1級の重度身体障害者とのことだ。

今回、私が丸2日の日数ジーダイアリーの購入費用約5,000円をかけて訴えたかったことは、障害者が人権救済を訴える一方で、国内外で女性の人権を蹂躙しているという事実だ。バンコクの風俗店で働く女性たちは決して彼女たちから志願して体を提供していることはない。家族の生活を支えるため、やむにやまれず体を供しているのである。そんな女性たちに札束で顔を叩くようにして買春をし、本番行為で自己の欲求を満たす。しかも、その原資は、我々の納める貴重な税金を使っている可能性が非常に高いということ。大久保氏がフリーライターを自称し、取材と称してアイドルの追っかけ買春旅行をしていることに対して憤りを感じたからだ。

1 件のコメント:

  1. 明らかな間違いと誤解が有ります。

    >レインボー4では6,000バーツ(2万2,000円)が相場だ。
    ペイバー代金は600バーツか700バーツですので一桁違います(笑) その他に女の子に別途支払うのが2000から4000バーツくらいでしょうか。

    >バンコクの風俗店で働く女性たちは決して彼女たちから志願して体を提供していることはない。
    これは「タイ=貧しい」というイメージからくる思い込みと誤解です(笑)
    今時の女の子たちは手っ取り早くお金が欲しくて働いていますよ。大学生や銀行員などのOLやタレントの卵やモデルさんまでいますから。
    もちろん望んで仕事をしていない女性がいることも間違いないですが、全てがそれと断じるのは乱暴すぎます。
    お金が欲しくて風俗で働く、家族の借金で風俗で働く。このあたりの事情は日本もタイもかわらないでしょう。

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